英語を話しながら、「きちんと話せているのか?自分の英語が正しいか?」心配になることはありますか?
もしくは、話している途中で間違いに気が付くことがありますか?
英会話ができるようになりたいと学習を始めた人は、最初は言いたいことが伝わればよいというステージから始まって、正確に話したいというレベルへ移行していきます。
ブロークンでも話せればいいというレベルから、さらに上のレベルへ行きたい場合、どのようにしたら間違いを減らしていくことができるでしょうか?
まず、英語を話している時によくある間違いにはこんなものがあります。
語順がおかしい、何を言っているのか分からない文章、時制が違う、冠詞や前置詞が違う、単語の使い方が違う、発音やイントネーションの間違いなど。
これらを直すには、①先生に指摘してもらうこと、②自分で絶対やらなくてはいけないこと、の両方を使うことが効果的で役に立ちます。
♡ もくじ ♡
♡ 先生に指摘してもらうこと
英会話レッスンを受けていると、先生によってはあまり間違いを指摘しない人もいれば、間違えるたびに会話を止めて指摘するタイプの人もいます。
極端な指摘の有無は時によって非効率的です。
英語を学び練習する場として、先生が全く指摘をしなかったり、質問に答えてくれないということがあれば、それは生徒さんとしても困りますよね。
とはいえ、ネイティブとのフリートークのようなクラスを利用している場合は、先生として使っているわけではないので、ちょっとした質問にカジュアルに答えてもらうくらいで十分だと思います。
このように、どのような目標と目的をもって選んだ英会話クラスなのか?で、先生から期待できるフィードバックはかわりますよね。
もし担任制のような先生を利用している場合は、自分のカリキュラムはどのようなものなのか、しっかりとコミュニケーションをとりましょう。
どのように英語の間違いを正していくのか?は先生によっても考えがありますのでそれを聞いてみるのも良いです。
私の場合は25以上あるトレーニングの中から選び、生徒さんによって組み合わせて、それぞれの目標達成や弱点強化をしていくので、何のためにどのトレーニングを使っているのか?生徒さんもある程度理解していることでさらに足並みをそろえて進んでいけると感じています。
ここで、生徒さんがカリキュラムに関して質問をしたり、変更をもとめたり、という話し合いも目標達成に欠かせません。
自分の意見や希望を言ってくださる生徒さんには感謝していますし、私も必要なことはきちんとお伝えしますし。
それでは、指摘について考えてみましょう。
– ちくいち指摘されると何が起こるでしょうか?
生徒さんのレベルや性格にもよるのですが、ただでさえ間違いを恐れがちの日本人は、(指摘される前は大丈夫だと思っていたのに)自信を早いうちに無くし、委縮して間違いをさらに恐れて話すようになります。
どんどん流暢さから遠ざかり、発音も悪くなっていきます。
自信のないような話し方に変わり、文も会話ではなく、書いたような文章をただ作るようになっていきがちです。
指摘してほしいといったものの、会話が盛り上がった時に言われて盛り下がりも良くあります。
で、なんの話してましたっけ?と。
英会話のレッスンなのか?英語のテストなのかわからなくなってしまいますね。
勿論、すべてを指摘してもらうタイプのレッスン方法もあるので、それを目的意識をもって使っている場合は良いでしょう。
その場合は流暢さよりも正確さを、時間をとって先生に教えてもらうのが目的だからです。
英会話クラスの種類は色々ありますので、目的に合わせて選びましょう。
英語を話せるようになりたいなら、使い分けも大切です。
自分が持っている英語を最大限に駆使して、誰とでも英語を自由に話せるスキルをみにつけること。
加えて正確性と明確性を磨き上げること。
両方バランスをもって伸ばせるのが理想ですね。
– 指摘の必要性とタイミングは?
英語の間違いを教えてもらうことはもちろん必要で、指摘のタイミングは先生の方針や生徒さんの性格次第です。
私自身も実際に生徒さんの間違いを正すときには、自分の失敗談を交えたり、誰でもするよくある間違えならそれも統計的に伝えたりと、その人が間違っているということではなくて、英語を学習している過程である一般的なミスであることを理解していただきながらお伝えします。
ですので、もし間違いの指摘が怖いという方は、自分が悪いとか覚えられないと感じるより、間違えることが当たり前で、そこから学んでいくのが普通だと思ってください。
指摘の仕方が苦手なら、先生を変えるか、伝え方を変えてもらいましょう。
🚩一時的な理解ではなく、長いスパンで考えたミスをしっかり減らしていく考え方も大切です。
結果的にミスを減らして正しい英語で話せることが目的なので、それをかなえるための方法はどれを使っても良いわけで、その場で端に指摘することが生徒さんにとって最善とは限りません。
自分で気が付くようになったら成長のあかしですので、そこまでもっていく手助けをすることも先生にできる違った形の指摘ですね。
– 固定の先生の場合と毎回先生が変わる場合
固定の先生の場合は、生徒さんの苦手分野や弱点をふまえて、それぞれをカリキュラムに組み込んで予定を立てて直していってくれる可能性が高いので、しっかり自分の意見を伝え、先生の考えも聞くことで良い二人三脚で進めます。
先生が毎回変わる場合は、(間違いを指摘してほしい場合)🎯最初にレッスンから得たいものを先生に伝えましょう。
オンライン英会話は色々な使い方ができますが、受ける側が欲しいものを提示することで満足のいくレッスンを受けやすくもなると思います。
私の生徒さんの中には、週に一回私のクラスを受けて、ほかの日に別の先生のクラスをとっている方もいるのですが、その場合、生徒さんのカリキュラムに沿って必要な外注になるので、どんな注文をしたらよいか?どこを強化するために使うか?という話し合いをします。
– どんな指摘なら良いか?
どんなことを気づかせてもらうと役に立つでしょうか?
➡️明らかに何回も間違える基本的な文法ミス。
(「時制に気を付けてください」ように、何を間違ったのかがわかり、そのあとも気が付きやすく本人が直しやすい。)
➡️前置詞や熟語の正しい使い方。
(決まった言い方なら丸ごと覚えたり、前置詞なら意味の違いがわかるように。)
➡️より良い表現や単語などの紹介。
(こんな言い方もありますよという紹介。語彙も増えるし、自分が使わない表現を取り入れられる。)
➡️発音の指導。
(こうしたら発音しやすいですよ。この音はほかの単語やこんな音にも当てはまりますよと応用がきくように。)
➡️あきらかに日本語で考えた文章で伝わりにくい場合の変更。
(ネイティブの発想だとこの語順や言い方になりますよ。)
そして、指摘の仕方も前もって伝えることができます。
🪄指摘してもらいたいひとなら最初にお願いしておく、指摘されると委縮するタイプの人は、レッスンの後に注意点に関するフィードバックをお願いするなどです。
♡ 自分にできること
英会話中心でレッスンが進む場合、先生がフィードバックをしたタイミングでメモをとっていますか?
チャットに書いてくれることもあるでしょう。
私の場合は、発音に練習が必要な単語や新しく紹介したセンテンス・単語・表現、間違いを繰り返してほしくないポイントなどはチャットにすべて送ります。
🚩復習していますか?
学んだことをあてはめて、🚩自分でもう一度正確さを求めた口頭練習していますか?
与えられた英語の例文を、🚩実際に自分に関連する文章に作り替えたり、表現を使って新しい文章を作ったり試していますか?
書いたものは添削してもらいましょう。
– どうやって文法ミスを減らすか?自分にできること
基本的な文法は知っているはずなのに、なぜ間違えるのでしょうか?
知っている=使えるというわけではありません。
実際に声に出しながら、パターンを変えて練習したり、良質の英文を(暗記しなくても良いので)文章をみて目を上げて言えるようにしたり。
とにかく口は動かさないと使えるようにはなりません。
また、レッスンで指摘してもらう口頭でのミスはもちろんのこと、英語の文章をなおしてもらうのも良いです。
どんな間違いをしやすいか、自分でよくわかります。
そして次書くときにはそれを毎回気を付けて書いていく。
さらに、直したものを口頭で言ってみるなど、できることはたくさんあるので:)
– 自分で間違いが分かるようになる
話している時や書いているときに自分で間違いに気が付くようになると成長を感じますね。
自分で学んだ英語と、先生の指摘のダブル効果で、だんだん気が付くことが増えていきます。
もうひとつ難しいのは、英語が自然か不自然か?という点ですが、さすがにネイティブじゃないからわからないとあきらめないでください。
分からない理由は、実際に使われている英語やよく使われるパターンの英語に関して、それだけのストックがないからです。
正しい英語のを沢山読んで聞いて見て真似していくと、自分で気が付くことも増えてきますから、机で文法や単語の勉強を中心にするのではなく、英語で英語を学ぶ方向へ移行しましょう!
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