自分の英語が通じない!
ネイティブにいつも聞き返される!
発音矯正をしているのに上達しない!
このように感じているのはあなただけではありません。
英語を使ってコミュニケーションをとるうえで、英語の発音をよくしたい!と感じるようになるのは自然なことです。
はじめから英語の発音に興味がある人もいれば、実際に使ってみて必要性を感じた人もいます。
それではどのように「ネイティブに通じる発音」を身に着ければよいのでしょうか?
また、どの程度までやればいいのでしょうか?
この記事では、あなたにもできる現実的な目標と、通じる発音を身に着けるシンプルなやり方をご紹介します。
記事の最後の部分では、実際によく聞かれる8つの質問に答えて、考え方のヒントも得ていただけるようになっています。
この記事をよめば、基本的な発音に関する悩みは解決するはずです。
難しく考えないでください。
記事を読んだ後は、早速基礎作りを始めてみましょう。
もう基礎はわかっている人は次のステップに進んでください。
必要なことをやっていけば誰でもある程度できるようになります。
それでは発音問題を解決していきましょう!
♡ もくじ ♡
英語の発音を過度に気にしないようにする
最初にお伝えしたいのは、発音を気にしすぎることはお勧めしないということです。
発音の基礎を学んで、それに沿って練習していくことは大切ですが、実際に英語を話す練習をするときは発音のことは考えすぎないようにしてください。
特に初級者から中級レベルの方は英語を話すという練習の段階にいますので、話せるようになることに集中しましょう。
(実際に話すときは気にしすぎずにしながらも、自宅での取り組みは続けましょう。)
中級レベルから上級レベルの方は、発音を意識した練習も増やしていくことが大切です。
逆に、発音をまったく気にしないというのも避けたいことの一つです。
日本人の英語はどうしてもカタカナ英語に流れる傾向にありますし、残念ながらカタカナ英語は通じません。
関連記事:「文法第一主義とカタカナ英語をさける」
ニューヨークでも沢山日本人をみかけますが、時折英語の発音で悪戦苦闘している人たちがいます。
気にしすぎもよくありませんが、まったく気にしないと後で必要になった時に苦労するので、極端に走らずバランスをもってやっていきましょう。
発音を直したいと感じるとき
どうして英語発音の問題にぶつかるのでしょうか?
それは、実際に使ってみて通じなかった時に一番感じますね。
また、相手の言っていることがわからないときも、発音やリスニングのスキルを強化しなくてはと感じる方も多いです。
関連記事:留学しなくても日本で身に着けられる「英語の発音・リスニング・スピーキング」の勉強法とトレーニングのまとめ
英語の正しい発音を学ぶのは、早ければ早いほど良いですが、いつから始めても大丈夫です。
それではどの程度の英語の発音レベルが現実的で好ましいでしょうか?
ネイティブレベルの発音を!という話を聞きくことがありますが、それは必要でしょうか?または可能なのでしょうか?
どんな発音が好ましいか
ネイティブレベルの発音というのは、かなりハードルが高く、日本で生まれ日本で育ち、幼少時代に英語に触れたことのない人達にとっては視野に入れる必要のないレベルです。
ネイティブに近い発音ができるようになるひとも、人数でいえば少ないほうでしょう。(ネイティブに近い音とネイティブレベルの音も違います。)
世界で通じる英語を使って、コミュニケーションが取れるレベルが現実的です。
まずは、最低限理解してもらえる英語のおとを身に着けていきましょう。
そして、その通じる音を身に着けることはそこまで難しくありません。
発音をよくするための方法
発音をよくするということは、単に、単語レベルや一音レベルで正しい発音ができることではありません。
「会話レベル」や「文章レベル」で使えなくては発音が良いとは言われません。
そのために、英語の音を一音レベルから文章レベルへと練習していきます。
フォニックスなどをつかってアルファベットの音を学んだり、
音のつながりやイントネーションも一緒に学びましょう。
フォニックスはYoutube動画などからチェックして練習してみてください。
関連記事:
大人のフォニックス!分かりやすくておすすめな英語発音が学べる動画
大人でも遅くない!フォニックスで英語の音を知ろう(英語の発音練習動画)
発音の基礎は、この発音の本リストから選んで1冊やってみましょう。
いまのご自分の発音レベルで選んでみてくださいね。
全体的に把握したいかたで、どれから始めたらよいか分からない場合はこちらからはじめましょう。
DVD&CDでマスター 英語の発音が正しくなる本
基本の概要がわかったら、この本を中心に、もう一冊イントネーションや英語の音のルールが学べる本もくわえます。
発音をよくするためにできることは2つ
①音を知る
②音をまねる。
これらは必須です。発音は真似からはいりましょう。
正しい音でできているのか自信がない場合は、録音して確かめるか、自分の英語の先生に聞いてみましょう。
また、体系的に学ぶためには、発音が学べる本を使って確認していくのも良いですし
発音矯正アプリで自分の苦手な音トップ3から直していくのもよいでしょう。
関連記事:発音矯正アプリELSAを使ってみた
自分で独学できる教材は沢山あります。動画も沢山出ていますのでどんどん利用してみましょう。
自分でやるには限界があると感じる方や、使える英語を早く身に着けたいと感じている方はプロに相談するのもおすすめです。
私の場合は、発音矯正もしていますが、発音がはあくまでもスピーキングスキルの一部と据えています。
通じる英語とは、「自然な表現」と「理解される音」が大切ですので両方をみにつけましょう。
関連記事:初級者から上級者まで!シャドーイングの5つのやり方とその効果
日本人が苦手な音や癖
一番多い癖は、カタカナ英語の延長である「無駄に母音をつけること」です。
例えば、Andはdという子音で終わっているのに、「あんどぅ」という感じで小さい母音を最後に着ける人が沢山います。
他に苦手とされている音は以下です。
- RとLがあると力が入ってしまう
sやdなど最後の音が正しく出ない
Wが日本語のウになりがち
Vの音が苦手
Yの音が単語によってはできない
日本語にない母音が苦手
*日本人と英語の発音問題!「日本人が目指すべき発音」 と発音矯正方法より
Q&;A – 発音に関する質問にお答えします
Q1 – 何度も発音を真似して発音してみるのに、実践で使えません。
実践で使えないのは、実践練習が少ないことも理由のひとつです。
実践にちかい状況での練習はかかせません。使えるようにするために使ってください。使いながら発音は調節することができます。
英会話クラスをとっているなら、緊張感も含めた実際の状況を作り出してもらいましょう。そして、もっと話す機会をつくりましょう。
また、理解されるには、発音だけでなく、文の流れも大切です。
発音だけのせいなのか?会話力を見直してみましょう。
Q2 – 一語一語だといえるのに文になると日本語英語になってしまいます。
これはよくある症状です。発音の練習での多くの間違いは、単語レベルでの練習しかしないことです。
発音を良くしたい場合は、文章レベルや会話レベルでの練習が欠かせません。
フレーズごとに行う発音やイントネーションの練習をしましょう。
ダイアログ形式の会話教材を使って練習するのもおすすめです。
イントネーションや流れ、スピードの変化も意識しましょう。
関連ページ:英会話ダイアログのテキスト
Q3 – 発音を気にして話すのがもどかしくなります。
発音の練習や勉強をしていて、英会話レッスンをすでにうけているなら、話すときくらい発音のことは忘れましょう。
会話を楽しんでください。
発音を気にして話す時間と、気にしないでしっかり会話する時間をわけましょう。
Q4 – 聞き返されると話すのをためらってしまうので、いつまでたってもスピーキング力があがらない気がします。
スピーキング力を上げる場所を別につくりましょう。
言い換えの練習や伝え方の練習も英会話レッスンで身に着けておけば、乗り切ることができます。
聞き返されない英語の言い回しや音の練習も重ねてください。
また、聞き返されたときに、メンタルが弱るともっと伝わらなくなります。
伝えようとして余計に大きい声ではなしたりゆっくり話すとカタカナ英語になっていくので、もう一度自分のベストの音で勝負してください。
苦手な音は練習すれば克服できます。
Q5 – 流暢な発音を身に着けている日本人はどんな手順できれいな発音をみにつけたのか?どのくらい時間がかかるのか?が知りたいです。
一から始めてきれいな発音ができるひとは、たいていの場合ネイティブの音や生の英語をよく聞いて真似して学習しています。
かかる時間は人それぞれですが、発音の勉強自体は時間はかかりません。
基礎を学んで、英語の音を経験し強化していきます。
満足のいく音で話せるようになるための期間はひとそれぞれですが、かなり強い訛りのある人でも、1年あればある程度矯正されます。
Q6 – 相手の発音が理解できないし何を言っているのか聞こえません。
英語の音のルールを知らないと、知っている単語でも違う音に聞こえたりすることが多いです。
英語の音のルールを復習して、実際に自分も同じように言えるよう練習していきましょう。
海外ドラマなどもふくめ、英語を聞く習慣をもつことで英語の音やリズム、イントネーションにふれていくことも大切です。
英語学習をしているのに、英語の音を聞く量が少ない人ばかりです。バランスの取れた学習をしましょう。
Q7 – 独学で発音をネイティブレベルまであげたい。
ネイティブレベルはかなり高いレベルです。大抵の人には無理ですが、不可能とも言い切れません。
ネイティブレベルになりたいなら、ネイティブと同じものをネイティブの中で楽しんで彼らと沢山会話をしてください。海外にでたほうが早いでしょう。
かなり意識して訓練しないとできませんし、プロに頼む必要もでてきます。
プロとは、アメリカで活躍できるレベルの発音矯正ができる人です。
日本でこのレベルに到達するには普通以上の努力がいります。
Q8 – 海外に行く機会もなく、周りにネイティブもいません。良い発音はみにつきますか?
良い発音の定義にもよりますが、だれでもみにつきます。
しかし、発音ばかり気にしていると、せっかくの目標である「英語を話す」ことに支障をきたしますので、バランスはわすれずに。
発音に関して多くの人が悩んだり、自信を失ったりすることが少なくなっていってほしいと思います。
現時点で、発音に自信がないという場合も心配しないでください。
基本をおさらいして、英会話でコミュニケーションを撮る経験をかさね、英語学習を続けていくと、ほどよい自信はついていきます。
関連記事:
自信をもって英語を話すために知っておきたい「自信との付き合い方」
目標は「通じる音」で「会話を楽しむ」ことです。
ぜひ、英会話学習を楽しみながら実力をつけていってください。
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