初級者から上級者まで!シャドーイングの5つのやり方とその効果

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「シャドーイング」という英語トレーニングをやったことはありますか?

“英語力をあげるために、何らかの効果があるらしい “

でも実際にやってみたら、意外と難しい!と感じる方も多く

  • 自分のシャドーイングやり方はあっている
    初級者でもシャドーイングをやったほうがいい?
    中級者や上級者に効果的なシャドーイングは?
    そもそも、シャドーイングは効果があるの?

のように、多くの方が悩んでいる分、シャドーイングに関する記事は沢山あります。

この記事の特徴は「英語を話せるようになった私と生徒さんたちが」実際に取り組んだ方法の紹介です。

シャドーイングのやり方はいくつかありますが、そのなかでも一味違うお気に入りの5つを選びました。

この記事ではシャドーイングの意義をしり、自分に合ったシャドーイングのやり方とその効果を考えます。

「シャドーイング」は、英語を話すスキルに大いに役立ち、多岐にわたった分野のトレーニングができる方法ですが、結局のところシャドーイングに何を期待できるのでしょうか。

「音声を聞いて、続けて自分も追いかけて言うのはわかるけど、自分のやり方はあっているのだろうか?」

「このまま続けて、自分の英語力に何の効果があるのだろうか?」

そんな気持ちになることがあるかもしれません。

シャドーイングとは何か?その効果とやり方や、レベル別の取り組み方もみていきましょう!

英会話初級者にシャドーイングはまだ早い?

英語初級者のシャドーイングは意味がない!という話を聞くことがあります。

確かに初級者は、シャドーイングの前にやることが沢山あるでしょう。

それでも挑戦してみたい!というあなたのために、シャドーイングを成功させるための基礎作りをご紹介します。


シャドーイングの前にやるべきトレーニングはリピーティングです。

大切なことは「①よく聞くこと」「②真似をすること」

リピーティングは聞いたことを繰り返して言うだけですが、意外と難しいですよね。

初心者の場合は、単語レベルの音声や、短いセンテンスの英文から始めみることをお勧めします。


リピーティングを短い文からはじめて、少しずつ長めのものにも挑戦
してレベルを上げていきます。

💡これができるようにならないと、シャドーイングは難しいのでしっかりやりましょうね。


✓シャドーイングの基礎をつくるもう一つの方法は、
日本語の音声でシャドーイングをやることです。

これはシャドーイングというスタイルをつかみ、トレーニングになれるためにも効果的です。

口を動かすウォームアップにもなりますし、良い音声を選べば英語の滑舌もよくなりますよ。

 シャドーイングって何ですか?

シャドーイングという英語のトレーニングは、音からの学習」が基本です。

色々なやり方と組み合わせがあり、シャドーイングという名前の通り、影(シャドー)のように音声にくっついてまわります。

聞いている音声をすぐに復唱する時に、同じようなリズムと音で繰り返すことが大切です。

音読のトレーニングをされているかたは多いと思いますが、音読の場合、正しい音かどうか?というより、自分の英語の音で読む場合が多いですよね。

それに比べるとシャドーイングは正しい音や発音、イントネーションで繰り返されるので音読では得られないメリットが沢山あります。

それではシャドーイングをすることにはどんな効果があるのでしょうか?

 シャドーイングの効果は?

シャドーイングを中心にこのトレーニングから実にたくさんのことが学べます。

音からの学習がメインとお話ししましたが、発音や音の強弱、イントネーションなどを意識して音声に忠実についていくので、英語のリズムやメロディーなれることができます。

これによりリスニングやスピーキングの能力も改善され、レベルがあがるごとに英語の話し方に効果が表れていくのです。

最終的にはネイティブとほぼ同じスピードで話せるようになることも夢ではありません。

そして、シャドーイングの方法によっては使える語彙力もつきますよ!いいことばかりですね!

シャドーイングにはいくつかやり方があり、目的やレベルによっても変わります。

ここからご紹介するのが、生徒さんたちにも人気があり、効果をあげた方法です。

 おすすめシャドーイング方法ベスト5!

✓:ハミング

その名の通り、ハミングをしながら音声についていくトレーニングです。

「英文を声に出してついていくのが難しい場合」や「まだシャドーイングになれていない方」はここからスタートしましょう。

また、英文の意味は分かるけど、”音についていけない” 方が「リズムとイントネーション」を学ぶためにも有効です。

「ハミングをやってみましょう」と初めて聞くと、ちょっと理解しにくいかもしれませんが是非挑戦してください。

初級者から上級者までできます。

✓:頭の中や小声でシャドーイングしてみる

こちらは、”英文を意識して” シャドーイングします。

自分の声で気が散ってしまい、シャドーイングができているのかいまいち分からない方にも効果的です。


まずは頭の中で
リピートします。

声は出さなくても良いですし、小声でも良いので、「英文を意識してついていく練習」を素振りのようにトレーニングします。

最初は頭の中でやってみて、使っている音声になれてきたら小声で挑戦してみるのもいいですね。

ささやきシャドーイングでもOKです。(ハミングからレベルアップ)

✓:意味に注意を払わず正確に素早く聞いた音を反復する

シャドーイングで使う”英文の内容が理解できていなくても”挑戦できるトレーニングです。

聞こえた音をできるだけ正確にまねっこします。

間違えても関係なしにすすむのがコツです。

シャドーイングの基本は音から学ぶこと。このトレーニングは音声の速度レベルにもよりますが、初級者からでもスタートできます。(なりきってイメージをとらえる練習です。)

英語が話せるようになって発音もそこまで悪くないはずなのに、日本人英語っぽいと感じる方には特に効果的です。

✓:すでに知っている音声を使い意味も考えながらやる

すでに理解している 慣れている英文や音声 を使い、英語の思考や語順を意識してするシャドーイングです。

単純に真似してついていけばよいというのではなく、言葉の意味や文章の流れも考えながら自分の言葉のように話していきます。

リピーティングや音読の練習で使っていたものを利用すればすぐできますね。

頭と口をしっかり働かせ動かして、英語の感覚を身につけましょう。

✓:テキストを見ながらのシャドーイング

このシャドーイングは音声を意識した音読ともいえます。

音読の効果はいうまでもありませんが、音読の弱点は正しい音でできているのか?という点です。

このシャドーイング方法なら、テキストを見ながらする音読を「シャドーイングスタイル」でするので音をしっかり意識することができ一石二鳥です。

文字と音をリンクさせることができるので、一緒に見て聞いていると勘違いしていた音などに気が付きます。

 シャドーイングの教材は何をつかったらよいか?

シャドーイングの教材を選ぶときにどんなことを考慮に入れたらよいでしょうか?

シャドーイング教材の基本は「自分が理解できるレベルの英文」です。
*(理解できなくてもできるタイプのトレーニングもあります。)

音だけだと理解できないけど、文を読めばわかる場合も使っていただけます。

理解できるレベルとは、読んでいてある程度分かる文章ですが、知らない単語がいくつかあるくらいは勉強にもなるので良いでしょう。

自分のレベルを診断してくれて、正しいやり方を身に着けられるシャドテンのようなアプリを使うのもおすすめです。

さらに気を付けたいのは音声のスピード

最初から早いもので練習すると挫折しますので、できるだけゆっくりめの音声を使って始めましょう。

なれてきたら、だんだんスピードアップしていきます。

特に日本で出版されているタイプのものはゆっくりめの音声が多いので、選ぶのは難しくないはず。

新ゼロからスタートシャドーイング

決定版 英語シャドーイング超入門

レベルに合ったものや、すでに理解しているものなどは良いですが、興味のない文章を読むのが苦痛な方は好きなトピックや自分に必要な知識が得られるジャンルをおススメします。

シャドーイングのスタイルになれたら、「自分が話せるようになりたい内容の文章」を選びます。

「会話形式が良ければダイアログのもの」を、「ビジネス英語をやりたいひとはビジネス英語のテキスト」を、「旅行会話が必要な人は旅行英会話」をというように分けても問題ありません。

自分が知識を広げたい分野のトピックを選ぶのも良いです。

内容や速度を変えて難易度を調整していきましょう。

ダイアログテキストのリスト例

さて、大抵の音声を無理なくシャドーイングできる上級者は何を使ったらよいでしょうか?

上級者におすすめ、こんなシャドーイングもある?

英語レベルが高くなると、使える教材の幅が一気に広がります。
極端に言えば何でも使えるからです。

ネイティブと会話しているときに相手の音を頭でシャドーイングしたりするのは、ちょっと高度ですけどおもしろいですよ。

このシャドーイングで相手が使った単語の音を瞬時にインプットできるので、その単語を自分が話す番になった時に入れて使ったりするとさらによいですね。(あくまでも上級者用のくくりです。)

また、海外ドラマを頭の中で、もしくは小声でシャドーイングしたりすることもできます。

ニュース系のシャドーイングも人気がありますし、ラジオやポッドキャストを使っている人もいます。

また、自分が英語で話せるようになりたい難しい話があったとした場合、関連する動画や洋書のオーディオブックを使うことができるので、教材に困ることはありませんね!

どれを使うにしろ、目的とやり方を変えることで、目標とする効果を得ることができます。

音からの学習なしに自分の望む英会話スキルは身につかない

最初にも言いましたが、シャドーイングは音からの学習です。

ということは英語をよく聞くことから始まる勉強法です。

「聞くこと」というのは時間もとられますし、成長をすぐ感じられるとはかぎらないのでなかなか取り組みにくいと感じる学習者もいます。

英会話は、相手の言っていることが分かってはじめて自分の言いたいことが決まり、会話へと発展します。

聞いて理解できないと、会話ができません。

話すトレーニングをしながらも、聞くトレーニングはその倍以上してください
シャドーイングに取り組むときは、できるだけ耳を頼りに学ぶ方向へ移行していきましょう。

それから調べたり、内容を理解するという学習も加えます。

最後に言えるのが、シャドーイングというトレーニングを上手に使うことでネイティブスピーカーの言っていることが聞こえるようになり、彼らと同じスピードで英語を返す土台を作ることができます。

そして、やればやるほど、階段を上るように上達していきます。

リスニング力やスピーキング力の向上に大いに役立つトレニンーグです。

それでは早速シャドーイングやってみましょう!

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