♡ もくじ ♡
冠詞の悩みを解決しよう!
日本人にとって難しい英語の概念や文法のルールはいくつかありますが、その中でも「なかなか感覚が身につかない」と感じる人も多い「冠詞」を取り上げたいと思います。
冠詞に関する記事は溢れるほどありますし、書籍も沢山でているので調べやすいですよね!
例えば、おすすめの文法書「ロイヤル英文法―徹底例解」や「表現のための実践ロイヤル英文法」などで細かい説明やルールは読むことができます。
読んだときは納得したのに、実際に使う場面になると悩むものです。
この記事では、できるだけシンプルに「基本と応用」を紹介しますので、冠詞につまずいたときに戻れる辞書のようなページとして使ってください。
「難しい説明やこまかいルール」は文法書にお任せして、冠詞の概念を思い出す場所に使ってください。
”ルールの確認”と”感覚を身に着ける作業”で「冠詞で悩む」を卒業しましょう!

冠詞の感覚を身に着ける方法
まずは「冠詞の基本的なルールを知る」ことが大切ですが、知識を超えて”自分も自然に使えるようになる”ためにいくつかできることがあります。
この記事でご紹介するのは、私や生徒さんたちがやってみて「実際に効果のあった4つの方法」です♡
基本的なルールやニュアンスの違いなどに関して、全く覚えていない場合は、日本語で書かれている優しい本でおさらいしてみましょう。
「ネイティブはこう使う! マンガでわかる冠詞」(Kindle Unlimitedで読めます)はカラフルなうえ、例文とイラストがわかりやすいので初級者にもおすすめです。
補助教材としては「これならわかる! 英語冠詞トレーニング 」もあります。
冠詞の使いわけを中心に、原則ルールの紹介と解説を読みながら例題を解いていく形です。
このように上記の基本をおさらいしたら、冠詞の感覚を身に着ける準備ができました!
沢山の例題やランダムなトレーニングにおすすめの方法なども含む「冠詞の感覚を身に着ける4つの方法」を見ていきましょう!
ルールを知識として知っているだけではなく使えるものにしていきますよ♡
①冠詞ドリルをやる
数をこなしながら感覚を身に着けるのに最適な方法✨だと感じたのは、「3つの基本ルール+αで英語の冠詞はここまで簡単になる~ネイティブ精選192問 どんどん解いて身に付ける」冠詞ドリルです。
ネイティブの先生が冠詞を学ぶために作った例文をどんどん問いて身に着けるように作られたドリルですが、色々な問題がランダムに出されるだけでなく、回答部分には「なぜこの冠詞になるか?」という説明もついているのでお勧めです。
生徒さんたちも、書籍の半分もくれば間違えなくなっていくので、その結果からも効果を感じました。こういう場合はどうなるのだろう?というのが回答で解決されます。
②英文を読みながら冠詞に〇をつける

二つ目の方法は、簡単な英語で書かれたものを選んでいただき、英文を読みながら冠詞に〇をつけるという方法です。冠詞が付かない名詞には線を引きます。複数形になっているものはSにも〇をつけます。
厳密に言えばもう少し細かいやり方もありますが、まずは簡単な方法を使って冠詞の存在になれていきましょう。
Enjoy Simple Englishシリーズは、色々な話題を取り上げて、簡単な英文で書かれているので取り組みやすいですね。(多読にも使えます。)
あくまでも冠詞の感覚を身につけたいので、優しい英語で書かれているものを使いましょう。もう一つのおすすめはKay Hetherlyさんのエッセーシリーズです。読んでいるだけでも楽しいので英語の読み物にも最適♡

Kay Hetherly
やさしいシンプルな英語で読めるものを紹介しましたが、会話のなかで冠詞を見ることも役立ちますのでダイアログ形式のものなども使ってみましょう。
③冠詞のリズムになれる
3つ目のおすすめは音声を使った取り組みです。
英語の音声をディクテーションしたときに、冠詞が抜けていたり、冠詞とほかの単語がつながって違う言葉に聞こえたりしたことはありませんか?
冠詞は通常弱い音で発音されるので、聞こえにくかったり他の音とつなげて発音されるため聞き逃しやすいのですが、そこに注目します。
冠詞がどのように文章の中のリズムにのっているのか?一緒に声にだしながら感じてみましょう。
冠詞になれてくると冠詞を入れ忘れた時に違和感を感じるようになるので、それも感覚を磨くのに役立ちますよ!
④冠詞の例文をイメージしながら読む
最後の4つ目になりました。
「冠詞を学ぶために作られている英文」というのが、書籍やオンライン上に沢山あります。それらを利用していくつも意識しながら読んでみましょう。
特に大切なのは「頭の中にイメージを浮かべながら」声に出して読んだり、ノートに書いたりすること。ライブ感あふれる読み方が効果的です。
【a / an / the / 無し】はそれぞれどんなイメージが頭に浮かびますか?
頭の中に浮かぶ物の数や形、形態まで考えてみます。
サンプル英文の例 Indefinite Articles The definite article
以上の4つに取り組むことで、冠詞がとても「自然で身近なもの」に感じていくはずです。
💡もう一つ加えるとすれば、会話をするときに注意を払うことですが、会話の中では特に、自分と相手の物事の理解によって変わることもあるので会話の訓練もしましょう。
💡英語で冠詞について音声で聞いてみよう!(おまけ情報)
📢How to know the difference between “a” and “the” in English
📢When to use articles before nouns- The time? A time? or just Time
冠詞の感覚をみにつけるにはいくつか段階がありますが、このページにある冠詞のルールを知っていれば大抵の場合に対応できます。
そのルールは細かいようで、基本的な考え方はシンプル!
冠詞ルールの基本と
ネイティブの使い分け簡略版辞書
この記事を書くにあたり、好きな文法書などにもう一度目を通しましたが、なんとも細かいルールや例外の説明が沢山書かれています。
私が確認したすぐ手に入るものの中からでいえば、英語で書かれた文法書より、日本語で書かれた文法の本の方が情報量も多くかなり細かかったです。
日本人にとって冠詞の概念や感覚がいかに異質なもので難しいかということの表れでもあると感じました。(実際はそこまで難しくありませんので安心してください☺)
すでに素晴らしい文法書は溢れるほどありますので、この記事ではルールのすべてを事細かに紹介するより、実際に私の生徒さんたちが迷ったり疑問に思うことを中心に全体把握ができるようなリスト作りを心掛けました。
使い方は、基本ルールのすべてに「何度も目を通して概念を頭にいれ」実際に冠詞の「感覚をつけるトレーニング」を並行して行う形でやってみましょう。
冠詞の基本をおさらい(簡単だけど大切!)
ここまで読み進めてきたあなたは、早速冠詞ドリルに挑戦したり、冠詞の復習をされたかもしれません。
冠詞の感覚のつけ方を読んで、すぐに取り組んでくださった方や、「目からうろこでした」「まだやったことのなりやり方でした」という感想をくださった方々もいらっしゃいます。(嬉しいです♡)
英語学習をしていれば、冠詞の基本ルール自体はだいたいわかっているものの、
「 冠詞 は“不定冠詞” “定冠詞” “無冠詞” の三つしかありませんので簡単ですよ!」といわれても、そうでもないな💦と感じるでしょう。
そんな方のためにも、できるだけ文法用語を使わずに説明してみようと思います。
まず最初に思い出しておきたい基本は ↓
💡名詞につける冠詞の選択肢は[ a (an) / the / 無し]のどれかです。
この記事では、この3つの選択肢を中心に冠詞ルールの概念をイメージしていただきます。それぞれをしっかり見ると見えてくるはずです。
💡思い出しておきたい音との関連
名詞の最初の音が母音の場合、aはanにthe(th uh)の音はthe(th ee)になります。*スペルではなくて”音”がポイントです。
例: an apple / I only have an hour for dinner tonight.
(hで始まる単語の音はアメリカとイギリスで違うことがあります。)
名詞の前に違う単語(形容詞が来たり、副詞+形容詞)が付く場合は、そちらの単語の音に合わせて音は変化します。
例: She is an excellent dancer. / I bought a really delicious apple.
それでは、実際にどんなルールで冠詞が決まるのか?を3つに分けて一緒にみていきましょう!
ネイティブがしている冠詞の使い分けの概念をおさらい
♡-♡- a(an) -♡-♡
♡-♡- 無し -♡-♡
(他の例:the Netherlands. the Bahamas)
♡-♡- The -♡-♡
細かいニュアンスは学びながら身につけましょう。
もっと知りたい!おススメの人気本3冊