日本国内で英語を話せるようになるための心構え

バイリンガル英会話講師サリー先生にインタビュー

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♡「英語が話せる日本人」英語のプロにインタビュー♡

第一回目のゲストはバイリンガル英会話講師のサリー(Sally)先生です。

サリー先生は、私が2009年にオンラインで英会話講師活動を始めた初期から好きな先生で、先生の活躍やメッセージからはいつも元気をいただいています。

それでは早速サリー先生にお話を聞いてみましょう!

Amy
最初にお聞きしている質問は、日本で一般的な英語学習のスタートをきったあと、どんな手順で話せるようになりましたか?(話せると感じるまでにかかった時間も教えてください。)というものですが、

サリー先生の場合はどんな経緯で英語学習を始めたのでしょうか?

Sally
私は一般的な英語学習のスタートは切ってないです。なぜなら9歳の時に映画館で映画を見ながら字幕なしで英語がわかるようになりたいと思ったのがきっかけで、色々模索し始めたからです。

Amy
9歳ですか!「映画」が英語との出会いだったのですね。その後どうされましたか?

Sally
習いたいと思ったけれど、親には必要ないと言われ自分でどうにかするしかありませんでした。

誕生日に旅行会話のテープを買ってもらいそれをひたすら耳で丸暗記しました。それが初めての英語学習体験です。今でもその時のフレーズが出てきます。

Amy
カセットテープ、懐かしいですね。私もテープで英語学習をしました。

それにしても、ひたすら耳で丸暗記というのがすごいです。子供ながらに、自分でどうにかしようという気持ちに加え、実際に英語を音から学んだことが今のSally先生のベースなのですね。

当時、日本では中学校から英語教育がはじまりましたが、そのころのことも教えてください。

Sally
中学に入ったら教科書丸暗記しました。それでテストは100点を取りました。どうやったら100点が取れるのか?と聞かれ答えたのはまず自分の音読した声を録音しそれを100回以上聴き、時にはディクテーションするという方法です。教えてあげたのに実行した友達は1人もいませんでした。

Amy
すごい!Sally先生が中学時代のお友達だったら私絶対まねしてます。マインドセットが素晴らしいですね。音読、録音、ディクテーションと、早くから英語学習のお手本のような学び方です。

その後の話もお聞かせください。

Sally
中学も高校もアメリカに行きたかったのですがまた親に必要ないと言われ諦めざるをえませんでした。地元の公立高校に進学したお祝いに通信教育を買ってもらいました。それをひたすら自分で勉強しました。またラジオ講座も勉強しました。

Amy
あきらめるしかない状況ってありますよね。それでも通信教育や、カセットテープをプレゼントしてくださった親御さんのチョイスは優しくて賢い選択でしたね。

ラジオ講座や通信講座を使い、まずは日本で英語を勉強されたのですね。

Sally
高校に入学した日からアルバイトをし始めお金を貯め1年目は無理でしたが2年目にやっと親の許しが出て短期留学に行くことができました。

私は映画が好きでしたのでどうしてもカリフォニアのハリウッドに行きたかったのですが派遣された先は北カリフォルニアでした。それでもアメリカに行けたことがとても嬉しく私の人生を変えるきっかけとなりました。

ここで、話せる!と少しですが実感を得ています。9歳から7年かかりました。

Amy
ついに短期留学の許可がおりたのですね!嬉しさが伝わってきます。アメリカにいけたことが人生を変えるきっかけとなったとのこと。もっとお読みになりたい方はSally先生の著書をぜひ手に入れてください。


Sally先生の バイリンガル英会話学習法

Amy
Sally先生は、現在バイリンガル講師として大活躍しておられますが、先生の経験から言える、英語を話せるようになるために欠かせないものはなんだと思われますか?

Sally
①異文化への好奇心、楽しさの追求
②素直で柔軟な心
③絶対に話せるようになる!という硬い決意と自分への自信

Amy
興味深いです。もう少し詳しくお聞かせください。

Sally
英語を教科の一つ、と捉えて机の学習だけで話せるようにはならない、という点に気づくのが大事です。だからといって学習が必要ないわけではなく、要はマインドの問題です。

言語は文化を表します。ですからまず①の異文化に対して好奇心を持ち、違いを楽しむ心が大切です。英語って楽しい!と思える経験や体験をしたほうが良いです。

②は言語習得だけではなく、全ての学び言えます。知らない、わからない、が言えること。間違いを怖がらず、楽しむくらいじゃないとダメですね。

大人になると、プライドが山のように高くなり、なかなか恥ずかしいを乗り越えるのが難しくなりますが、コレものすごく大事です。

最後は③の決意と自信です。決意をせず、なんとなく話せたらいいなーくらいですと優先順位が低くなり、いつかいつか…と先延ばしに。そうこうするうちに年を取り死んじゃいます。

英語を話せないより話せたほうが100倍いい!それには今日、今決断し、早速とりかかり始めて、続けていくしかありません。

心の奥底で、どうせ自分なんて…とか、きっと無理…などと思いながらやらずにきっとできる!と自分を信じることも大切です。

Amy
ありがとうございます。この3つのマインドセットはすべての英語学習者の皆さんに読んでいただきたいです。どれも日本人学習者にとって現実的で的確なアドバイスですね。

このインタビューの読者は日本にいる英語学習者の方ばかりですが、日本にいながら英語を話せるようになりたいという方たちへのアドバイスはありますか?

Sally
「英語を話せるようになりたいですが、どうしたら良いですか?」と聞かれたら、「勉強しなきゃ、と考えるのではなく、今日から使ってみよう、と思うことです」と答えてます。

たとえば、私は生徒さんに、英語でスケジュールを書く、英語手帳をオススメしてます。

まずは単語から、手帳に書いてみることで、自分サイドの英語に慣れ親しむことができます。

それができるようになったら、単語からセンテンス(文章)へ。

英語日記をつけてみましょう。普段、これは英語でなんて言うかな?と考えるクセがつきます。

あとはそれを音読したり声に出してみるのも大事です。そんな風に日常で英語を使う工夫は実はたくさんあります。

Amy
「自分の身の回りの英語」というのは英語を話せるようになるための基本だと私も考えています。自分サイドの英語に慣れ親しむという表現が良いですね。

Sally先生は英語で手帳を書こう!手帳に日記を書こう!という本を出版なさっていますが、日常で使う英語を沢山増やすことができますから私もおすすめします。

やってみたいけどやり方がわからないかたや、取りくみ方をしって是非挑戦したい方はサリー先生の本を参考にすすめてみましょう!


英語で手帳にちょこっと日記を書こう

日本で英語をどう学んでいくかを考えていますが、多くの人は海外に出ることが解決策だと考えています。その点に関してのSally先生の考えをお聞かせください。

Sally
海外に行ければ話せるようになるのに…と思われる方は多いのですが、正直いまの時代、場所は関係ないと思います。

努力なしに上達はしないです。要はやるか、やらないか。始めるか始めないか

始めたら続けるだけです。一歩を踏み出せば、あとは楽しく続ける工夫をすればよいだけです。

Amy
同感です。今は英語学習に理想的な環境が整っていますね。

Sally
なんでもそうですが、何かを習得するには、楽しくないと続きません。自分のワクワクを大事に、趣味と英語をリンクさせてみましょう。

今までたくさんの生徒さんを見てきましたが、みなさん上手に楽しみなが続ける方法を見つけていったと思います。私はそういう英語に対する見方を変えるお手伝いをしています。

大丈夫、必ずできるようになりますよ。Good luck!!

Amy
楽しみながらつづけることですね!とても励みになるアドバイスです。

サリー先生、インタビューに答えてくださりありがとうございました。
サリー先生のことをもっと知りたい方はこちらより↓どうぞ。

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